引退後のアスリートのキャリア、『セカンドキャリア』とは?選択肢や支援制度も徹底解説!

2024.10.15

スポーツを通じて培った能力を社会で余すことなく活かせるようになる、そんなプログラムを提供しているマイナビアスリートキャリア。プロ・アマ・学生問わず全てのアスリートのためのキャリアコラム連載を開始。

ほとんどのアスリートがいつかは迎える『現役引退』。
引退後の人生は一般的に「セカンドキャリア」と呼ばれており、
人生100年時代において、セカンドキャリアの考え方は重要とされています。
ではアスリートのセカンドキャリアにはどのような選択肢があるのでしょうか。

セカンドキャリアとは

アスリートのセカンドキャリアの意味

一般的に「アスリートのセカンドキャリア」とは、競技現役を引退した後の人生のことを指します。

笹川スポーツ財団が2014年度に実施したオリンピアンのキャリアに関する実態調査によると、現役引退の平均年齢は29.9歳という結果が出ており、多くのアスリートが20代~30代で引退を考えることが分かります。

引用元:引退後のキャリア|オリンピアンのキャリアに関する実態調査|笹川スポーツ財団

一般的には「セカンドキャリア」と呼ばれ、途切れているようにも見えますが、現役アスリートの間に培った経験はその後のキャリアでも充分に活かすことができ、人生におけるキャリアに途切れはないと考えています。

アスリートのセカンドキャリアの現状

では、実際に引退後のアスリートはどのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか。

オリンピアンの引退後のキャリアとして、会社員や教職員を選ぶ割合が高く、会社員の内訳としてはサービス業や製造業が多い結果となっています。

なぜその仕事を選んだかという質問に対しては、「能力・個性・資格が生かせる」が27.3%で最も多く、「仕事の内容に興味があった」が23.9%、「とにかく仕事に就きたかった」が6.1%と続いています。

アスリート経験を活かせる仕事を選ぶ方が多い一方で、引退後の生活への焦りがあったと思われる回答も見られます。

引用元:引退後のキャリア|オリンピアンのキャリアに関する実態調査|笹川スポーツ財団

また、セカンドキャリアの状況を知る指標として、引退後の現在の年収についてのデータも集計されています。

男性では「300万円未満」「450万~600万円未満」「1,200万円以上」の割合が15.0%と最も高い結果でした。女性では「300万円未満」が30.5%と最も高く、「300万~450万円未満」が15.8%と次いでいます。

2014年に国税庁が発表した「平成25年分民間給与実態統計調査」における、年間の平均給与は414万円、男女別では、男性511万円、女性272万円と報告されており、オリンピアンの引退後の年収は平均給与額と同水準であるといえます。

引用元:引退後のキャリア|オリンピアンのキャリアに関する実態調査|笹川スポーツ財団

では次に、セカンドキャリアの選択肢や支援制度を紹介していきます。

『マイナビアスリートキャリア』はアスリート向けのキャリア支援サービスで、2018年12月にスタート。プロ・アマ・学生問わず全てのアスリートのキャリア形成支援を目的とした講座を企画・運営し、スポーツとビジネスどちらでも活躍が出来るように、競技力および社会人基礎力の向上をサポートしています。また就労支援としてアスリートと企業をマッチングする職業紹介サービスも提供しています。 さらに、大学スポーツ協会(UNIVAS)とトップパートナー契約を締結し、運動部学生のキャリア形成をサポート。社会から求められる「卓越性を有する人材」の育成事業や就職活動支援を行っています。

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