デュアルキャリアとはどんな働き方?メリット・デメリットを実例を交えて解説
スポーツを通じて培った能力を社会で余すことなく活かせるようになる、そんなプログラムを提供しているマイナビアスリートキャリア。プロ・アマ・学生問わず全てのアスリートのためのキャリアコラムを連載中。
競技と仕事を両立する働き方である“デュアルキャリア”。
「デュアルキャリアってどんな働き方?」
「デュアルキャリアをするメリットは?」 など、この記事ではデュアルキャリアのメリットやデメリットについて実際の例をもとに解説していきます。
デュアルキャリアとは
仕事と競技を両立するために、競技を続けながら会社員として勤務したり、現役中から将来を見据えた準備をすることをデュアルキャリアといいます。アスリートが抱える金銭面や引退後の不安を軽減しつつ、競技にも真剣に向き合えることがデュアルキャリアの最大の特徴です。
スポンサーとの違い
アスリートの金銭的負担をサポートしてくれる存在としてスポンサーが思い浮かぶと思います。デュアルキャリアとスポンサーの違いは「就業の有無」です。スポンサーでは大会遠征費や用具購入費の補助など金銭面でのサポートが多く、アスリートは対価としてロゴをユニフォームに掲載したり、広告塔として企業サービスの宣伝を行います。
一方デュアルキャリアは、その会社との雇用関係があり、就業における成果や成績を求められているといえます。
プロスポーツ選手との違い
スポーツを職業として報酬を得ている選手のことをプロスポーツ選手と呼び、「競技のみで生計を立てている」ことがデュアルキャリアとの違いとなります。所属クラブとの契約金や大会の優勝賞金、スポンサーからの援助が主な収入となるため、競技レベルの高い一握りの選手がプロスポーツ選手となれます。また、プロ化がされていないスポーツの場合はプロスポーツ選手が存在しないため、デュアルキャリアで働くかスポンサー企業を見つける必要があります。
デュアルキャリアのメリット
デュアルキャリアとは仕事と競技のどちらにも真剣に取り組む働き方であることが分かりました。ここからは、デュアルキャリアで働くメリットを6つ紹介します。
競技継続の環境を確保できる
「社会人でも競技を続けたいけど、プロになれるほど実力がない」
こうした悩みを抱え、競技継続を諦めてしまうアスリートは多くいます。デュアルキャリアはこうしたアスリートにおすすめの働き方で、経済的な悩みやキャリアステップの悩みを軽減できます。スポンサー契約やプロスポーツ選手よりも、デュアルキャリアで働く社員は結果を求められないこともあり、自分のレベルに合わせてキャリアと競技のバランスを取ることができます。
能力向上が期待できる
マイナビアスリートキャリアが提供する「アスリートキャリアスクール」の受講者に対して、個々の能力を計ることができるwebテストを行ったところ、10項目中8項目でデュアルキャリア選手の方がプロ選手よりも評価点が高いという結果が出ました。このことから、競技で得たスキルを仕事に、仕事で得たスキルを競技に相互活用することができ、能力向上に繋がっていると考えられます。
『マイナビアスリートキャリア』はアスリート向けのキャリア支援サービスで、2018年12月にスタート。プロ・アマ・学生問わず全てのアスリートのキャリア形成支援を目的とした講座を企画・運営し、スポーツとビジネスどちらでも活躍が出来るように、競技力および社会人基礎力の向上をサポートしています。また就労支援としてアスリートと企業をマッチングする職業紹介サービスも提供しています。 さらに、大学スポーツ協会(UNIVAS)とトップパートナー契約を締結し、運動部学生のキャリア形成をサポート。社会から求められる「卓越性を有する人材」の育成事業や就職活動支援を行っています。
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